【SDGs】子供に説明できる?(簡単まとめ①)夏休みの自由研究にも!

生活・教育

皆さん、こんにちは

少し前から多くのメディアで「SDGs」「サスティナブル」「エシカル」等の言葉を耳にする事が多くなりました。

自分のお子さんに
「SDGs」を説明する事が
出来るでしょうか??
今日は・・・
お母さんがお子さんに「SDGs」を分かりやすく説明できるように、
「SDGs」や「サスティナブル」について基本的な内容をまとめました。

「SDGs」に関する世界の流れを知り、子供達と話し合ったり、実践する為のキッカケになってくれればいいな!と願っています。

「SDGs」の意味

「SDGs」とは・・・

Sustainable(サスティナブル=持続可能な、ずっと続けていける)Development(ディベロップメント=開発) Goals(ゴールズ=目標)」
という英語の頭文字をとった略称です。
意味も読んで字のごとく「持続可能な開発目標」

「誰一人取り残される事なく、人類が安定して地球で生活していける様に【世界が抱える地球規模の多くの問題(貧困・人種差別・環境破壊・戦争等々)】を世界で一致団結して解決していこう!」とういう、国連が掲げた2030年までの国際目標なんです。

この国際目標は、17個の具体的目標ら成り立っています。(この17個の目標が更に細かく169個のターゲットに分けられていている。)

「サスティナブル」=持続可能な、ずっと続けていける、という意味。
環境破壊を続け、人権を無視した経済成長など長くは続かないですよね?
①「環境を壊さない」②「誰もが尊重され、排除や搾取されない社会」③「経済的発展」、この3つのどれかが欠けては人類は長く発展を続けていく事は出来ない、という考え方。

「国連」=国際連合。
「国際社会の平和と安全の維持」「国同士の友好関係を育てる」「国際問題の解決と人権尊重の促進に協力する」「各国の行動を調和させる為に中心的役割を果たす」という4つの目的の為に、1945年に設立された。
193カ国が加盟。
本部はアメリカのニューヨーク。

(ここでは直接出てきていないが、「サスティナブル」と同様に最近よく耳にする単語。)
「エシカル」
=倫理的な、道徳的な、という意味。
「法律的に決まっている訳ではないけれど、多くの人が公平で正しいと思う事で、人が本来持つ良心から発生した社会的な規範」。
環境保護や社会貢献に繋がっていく倫理的・道徳的な活動や良識ある行動。
最近では「エシカル消費」等という言葉もあり、自分達が購入したり消費したりしている物が、どこで、どの様に作られて販売されているのかをよく考えて、消費活動を行おうという流れが大きくなってきている。「安ければ何でもいい」という考えとは逆の考え方。



 

世界には約196近い国がありますが、そのうち146か国は経済や産業の発展が進んでいない途上国にあたります。

私達は日頃ついつい忘れてしまいがちですが、日本の様な暮らしが出来る事は、世界では決して当たり前の事ではないんですよね。(もちろん日本国内でも多くの問題がありますし、国内での取り組みも必要です。)

そして、この問題を放置してしまうと、「地球環境がもたない」「同じ人間に生まれたにも関わらず、生まれた国によって信じられない程に大きな格差があり、多くの紛争の原因になったりもする」という地球規模の大きな危機に繋がっていきます。

「もし次に自分が生まれ変わるとしたら?」と考えてみてもいいかもしれません。
「日本ではなく、貧しい国の過酷な環境に生まれてくるとしたら?」「数百年後に人間がもう生活できない程に荒れてしまった地球に生まれたら?」と想像する事で、他人事ではなく自分事として受け止める気持ちになってきます。

罰則はあるの?

「SDGs」に反したからといって、特に罰則がある訳ではありません。
法的な拘束力は無いからです。

しかし、人権を無視したり環境破壊を進めたりと「SDGs」に反する様な、道徳的に周囲からの信頼を失う言動を続ければ、社会的反発を浴びる等それ相応の損失を負う可能性があります。

他人や他国との違いを理解し合いながら、自分や自分の周りで出来る事から進めていく姿勢が大切です。
人に強要するのではなく、お互いの考え方・文化や宗教の違いを認め合い、出来る事から解決していきましょう。


これは私見ですが・・・

「SDGs」はとても意義深い取り組みで、スピードを持って必ず実行しなくてはならない目標です。

一方であまりに急速に社会変化を進めすぎる事で、既存の技術や仕組みの中で収入を得ていた人達が一時的に職を失ってしまう等の厳しい側面もある事を、大人達は理解しておく必要があるとも思います。
どんなに素晴らしい政策であっても、犠牲になってしまう人も少なからず存在します。

「バランスを見ながら、しかし、スピード感を持ってしっかり取りくまなければいけない。」
このバランスの舵取りが非常に難しい問題だと思います。
うーーーん、難しい!

まずは、私達1人1人で出来る事から始めていきましょう!

個人で始められる「10個の簡単な取り組み」

個人個人や、子供でも簡単に始められそうな「10個の取り組み」をピックアップしてみました。

①家庭や給食で食べ残さない⇒
食品ロスを減らす事ができる。
世界には飢えている人がいるのに、食べ物を捨てる人もいます。
世界で生産された食物の1/3が捨てられているそうです。
②電気をこまめに消す⇒
無駄な電力消費を減らす事ができる。環境に優しい。
③出しっぱなしの水道の水をこまめに止める⇒
水の無駄遣い減らす事ができる。環境に優しい。
④ファーストフード店で紙ナプキンを必要以上にもらったり、自宅でティシュペーパーやトイレットペーパーを必要以上に使わない⇒
資源を大切にでき、ごみも減らす事ができて環境に優しい。
⑥エコバッグを使用したり、プラスティックのストローでなく紙ストローを使用する⇒
不必要なプラスティックの使用を控える事で、海に流れ込むプラステックごみを減らす事ができる。
⑦「地産地消」で、出来るだけ地元や自国で生産された物を消費する⇒
長い距離を運ぶ必要がないので、飛行機・船・自動車等の燃料コストがかからず、温暖化の原因である温室効果ガスの発生を抑える事ができる。
⑧「旬」の食材を食べる⇒
季節外れの食物を育てる為には温室で電気を使用しなくてはならないが、旬の食材は太陽のエネルギーだけで育つので、無駄なエネルギーを使わすに環境に優しい。
⑨学校や職場内でのいじめ、性別・人種・宗教・障害・LGBT等による差別をなくす⇒
誰1人取り残される事のない社会の実現。
➉「安価だから」といった理由だけで商品を選ばないよう心がける⇒
どうやって生産されたかを考えて「フェアトレード」の商品を購入したり、障害者支援やリサイクルにつながる商品といった観点も考え「エシカル=倫理的な消費活動」を目指すと、弱い立場にいる人達への支援につながる。環境に優しい。

「フェアトレード」=メーカーが不当に安い価格で買いたたいたりせず、適切な価格で取引をする事で、立場の弱い途上国の労働者や児童労働者の生活改善・自立を目指す貿易の仕組み。
安すぎる商品の裏には、児童労働や劣悪な環境での労働問題が潜んでいる事も。

「SDGs」を学べるサイトや書籍

 

【子供が楽しく学べるサイト】

①ユニセフ「SDGs CLUB」(子供向けに17の目標を簡単に説明。小学校で行われている実際の取り組みについても学べます。)

https://www.unicef.or.jp/kodomo/sdgs/#

②国際連合広報センター「ゴー・ゴールズ」(すごろくで楽しみながら「SDGs」を学べます。)

https://www.unic.or.jp/activities/economic_social_development/sustainable_development/2030agenda/go-goals/

③使わなくなった化粧品(粉物の化粧品)を絵具へと変換するキット。

「もったいない」という思いから着想を得て、「SDGs」の12番の目標「つくる責任」「つかう責任」の達成に繋がるプログラムとして、一部の化粧品会社も協力しているとの事。
夏休みに、子供と一緒に楽しんでみるのもアリかも!?

使わなくなった粉物の化粧品を絵具へと変える(Smink Art )⇒https://sminkart.com/

【子供にもわかりやすい書籍】

①「こどもSDGs」秋山宏次郎(一般社団法人こども食堂支援機構代表理事)監修、バウンド著、株式会社カンゼン

非常にわかりやすく、基本的な事から応用的な所までまとめてあります。

②「お笑い芸人と学ぶ13歳からのSGGs」東京都市大学大学院教授・佐藤真久監修、たかまつなな(お笑い芸人・お笑いジャーナリスト)著、くもん出版

キャッチ―で、子供が自分の生活により近い部分で考えられる様な掲載になっています。

【しっかり学べるサイト←子供にはちょっと難しいかも??

①国際連合広報センター公式サイト・2030アジェンダ

https://www.unic.or.jp/activities/economic_social_development/sustainable_development/2030agenda/

②外務省 JAPAN SDGs Action Platform(日本政府の「SDGs」最新情報や、企業・自治体等の取り組みについて学べます。)

https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/sdgs/about/index.html

まとめ

「SDGs」

Sustainable(サスティナブル=持続可能な、ずっと続けていける)Development(ディベロップメント=開発) Goals(ゴールズ=目標)」
という英語の頭文字をとった略称。
意味も読んで字のごとく「持続可能な開発目標」

「誰一人取り残される事なく、人類が安定して地球で生活していける様に【世界が抱える地球規模の多くの問題(貧困・人種差別・環境破壊・戦争等々)】を世界で一致団結して解決していこう!」とういう、国連が掲げた2030年までの国際目標。

この国際目標は、17個の具体的目標から成り立っている。

ここまで、ざっと「SDGs」の大枠について簡単にみてきました。

これから子供達は夏休みがスタートしますね。
お父さんやお母さんの会社で行っている「SDGs」に対する取り組みについて、子供達と話し合う機会を作ったり、夏休みの課題の1つとして「SDGs」に関して調べ、自分達で出来る事をまとめてみても良いかもしれませんよ!

次回は17個の具体的目標について解説していく予定ですので、より深く知りたい方はチェックしてみて下さい。

 

 

※このページはユニセフ「SDGs CLUB」、「こどもSDGs」秋山宏次郎(一般社団法人こども食堂支援機構代表理事)監修・バウンド著、を参考にまとめさせて頂きました。

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