皆さん、こんにちは。
「元美容部員主婦の 母ごと、妻ごと、自分ごと。」
元美容部員主婦のKAORIです。
※本ページは、アフィリエイト広告を利用しています。
(※より詳しいプロフィールはこちら⇒大人のための「美容ブログ」都内百貨店【元美容部員】プロフィール)
◆ ◆ ◆
「好きだと思って購入したけれど実際つけてみると、香りがきつくて好きじゃなかった・・・。」
「人から頂いた物だけれど、甘すぎて好きな香りじゃなかった・・・。」
「強い香りを嗅ぐと頭痛がして・・・。」
等々。
眠ったままの香水、きっと皆さんのお家にも1つや2つあるんじゃないでしょうか⁉
強すぎる香りは「香害」などと言われて嫌われてしまいます。
今日は香水を「香害」なんて呼ばせない為の、ふんわり優しく香らせる香水のつけ方をお伝えしていきます。
●ふんわり優しく香らせる”香水のつけ方”7つの新常識
①上半身につけない
②つけてから、こすらない
③リタッチに気をつける
④ロールオンタイプのアトマイザーを活用
⑤お風呂上がり最後に浴びる
⑥香水ではなくボディクリームをつける
⑦ムエット(試香紙)につけて持ち歩く
●「控えめな香り」おすすめブランド
●もう少し強く香らせたい時は?
香水をつける時、「手首」につけて両手首をスリスリ擦り合わせていませんか???
「それ、大きな間違い(×)‼」なんです。
それだけじゃありません。
皆さんが香水をつける時、誤ったつけ方をしてしまっていることが本当~に多い。
かくいう私自身も誤ったつけ方をしていた為に、香水をそれ程好きになれない時期もありました。
でも、正しく香水をつければ「こんなにも優しい香り立ちになるんだ‼」と身をもって体験し、今はまさに香水の虜となっています。
香水をふんわりと優しく香らせるつけ方を正しく覚えれば、香水の素晴らしい香りを「香害」にしてしまう事もありません。
「香水の匂いがキツイあの人」から「あの人自身がいい香りの人」に変えていきませんか⁉
お部屋に眠ったままの「あの香水」も「この香水」も、お気に入りの1本に変わるかもしれませんよ‼
香水の基礎知識
「香水のつけ方」に入る前に、まずは「香水の基礎知識」について簡単に知っておきましょう。
(「つけ方だけ知りたい!」という方は、先へ進んでください。)
香水の種類
香水は、香料をアルコールに溶かしてつくられたものです。
アルコールに溶かした香料の割合(賦香率)によって、「パルファン(厳密な意味での本当の香水)」「オーデ パルファン」「オーデ トワレ」「オーデ コロン」の4タイプに分けられます。
香料の割合が高いものほど香りが深く、持続時間も長くなります。
ここ最近は「オーデ パルファン」や「オーデ トワレ」などの軽い香りが人気となっていて、販売されている製品の多くが「オーデ パルファン」や「オーデ トワレ」です。
パルファン | 【賦香率】15~20% 【持続時間】5~7時間 厳格な意味での本当の香水 |
オーデ パルファン | 【賦香率】10~15% 【持続時間】5時間前後 手頃な価格帯で香りの持続時間も長め |
オーデ トワレ | 【賦香率】5~10% 【持続時間】3~4時間 香りが軽く爽やかなのでシーンを選ばず使える |
オーデ コロン | 【賦香率】3~5% 【持続時間】1~2時間 スポーツや入浴後にリフレッシュ |
香りの立ち方(3段階のノート)
香りはつけ始めてから消えるまで、時間の経過と共に、3段階の香りの立ち方(ノート、香調)に変化していきます。
つけて5分~10分位に感じる「トップノート」、30分~2時間位に感じる「ミドルノート」、2時間以降に感じる「ベースノート」の3段階。
香料が空気に触れた瞬間から変化がはじまり、揮発性の高い香料から揮発性の低い香料へと順番に香っていくことによって香りが変化していくためです。
ちなみに調香師は、ミドルノートをイメージして香りを作っていくそうです。
香水を選ぶ時は、香りがツンとしているトップノートではなく、その香水の骨格となるミドルノートで選ぶのがポイントです‼
●トップノート
(つけてから5分~10分の間位)
アルコールの混じった強めの香り。
↓ ↓ ↓
●ミドルノート
(つけてから30分~2時間位)
少しずつ香り始め、徐々に全面に出てくる香り。
調香師は、この「ミドルノート」をイメージして香水をつくっている。
↓ ↓ ↓
●ベースノート
(つけてから2時間以降)
優しく微かに香る。
つけている人の身体の匂いと一体化されて、その人自身のオリジナルの香りになっている。
香水の保存方法・使用期限
香水は温度や湿度によって変質していきます。
保存方法や目安となる使用期限を知って、香りが最も美しく感じられる状態で使用していきたいですね‼
クローゼットの中など日光の当たらない涼しい場所で保存しましょう。
【使用期限】
開封後2~3か月以内に使いきるのが最も良いそうですが、それもなかなか難しいので、一般的に妥当な期間といわれている1年以内には使いきりましょう。
↓
1年以内に使いきれなかった香水は、できるだけ肌につけるのではなく「ルームフレグランス」「車内の芳香剤」や後述する「ムエット使い」で楽しむのがおすすめです。
自分自身に使いたい場合は、衣類(シミを気にしなくていいような箇所)につけて楽しんでください。
香りのマナー
香りのマナーも頭の片隅に入れておいて、上手に香りを操縦していきましょう。
・お通夜や告別式⇒基本的に付けない。
・病院⇒基本的につけない。
どうしてもつけたい場合、軽めの香りを下半身に控えめに。
・食事の席⇒基本的につけない。
どうしてもつけたい場合、食事の味&香りを邪魔しないような香りを下半身に控えめに。
・結婚式⇒式には控えめな香りで。
(披露宴や二次会では華やかな香りでもOK)
・オフィス⇒爽やかな香りを控えめに。
ふんわり香る香水のつけ方①上半身につけない
さぁ、いよいよ「ふんわり香る香水のつけ方」にはいります。
その①は「上半身につけない」です。
これは最ーーーも大切なポイントになります‼
私も今では、よほど軽い香り以外は、ほとんど上半身につけません。
手首・首筋・髪の毛・胸元など上半身ではなく、ウエストから下の下半身につけましょう。
理由は2つ。
・まず1つめの理由。
鼻から近い上半身につけてしまうと、香りが鼻をダイレクトに直撃。
「ガツン」とした強い香りの印象を与えてしまいます。
上半身につけずに下半身につける事で、香りが鼻をダイレクトに直撃せずに、下から上へとゆっくり静かに立ち昇っていきます。
そして、ふんわり優しく香ります。
(外出する際は、30分程前に香りを纏うことで、より香りが落ち着きまろやかになります。)
「香水の匂いがキツイ人」の印象から、「あなた自身がほんのり良い香りを漂わせている人」の印象に。
上半身にはできるだけつけず(※香りが弱いものに関しては上半身でもOK)下半身を中心につけるよう心がけるだけで、苦手だと思っていた香水を受け入れられる確率がグッとアップします。
・理由の2つめ。
日光アレルギー反応を避けるためにも上半身の太陽光線が当たりやすい場所ではなく、ウエストより下の日光が当たりにくい場所につけましょう。
香料には光感作(日光によるアレルギー反応)を起こしシミになりやすい物もあるので、日中は特に気をつけたい💦
ふんわり香る香水のつけ方②つけてから、こすらない
ふんわり香る香水のつけ方、その②は「つけてから、こすらない」です。
両手首につけてスリスリ擦り合わせている方、多いのではないでしょうか!?
それ、やってはダメ(×)です。
肌から離してスプレーして、その後はこすりません。
香りをつけた後にこすってしまうと、香りの分子が壊れ、完成された香りのバランス状態がくずれてしまいます。
香りをつけたら、こすらず自然にアルコールの蒸発を待ってあげましょう。
更に、肌から20cm~30cm離してスプレーすることで、香りの分子が一か所に固まらず綺麗に香ってくれます。
ふんわり香る香水のつけ方③リタッチに気をつける
ふんわり香る香水のつけ方、その③は「リタッチに気をつける」です。
リタッチは4時間ごとが目安。
下半身中心、1か所1~2プッシュ程度で控えめに。
鼻は麻痺しやすく、時間と共に自分でつけた香りに気付きにくくなります。
いつまでも自分でハッキリと香りがわかるのは、明らかに「つけ過ぎ」です。
外出先で香水をつけ直す時は、大体3~4時間おきを目安にして控えめに行いましょう。
下半身を中心に1か所1~2プッシュ程度に抑えることで優しく香らせることができます。
ふんわり香る香水のつけ方④ロールオンタイプのアトマイザーを利用する
ふんわり香る香水のつけ方その④は、「ロールオンタイプのアトマイザーを利用する」。
スプレー式タイプの容器から香りを纏うのではなく、ロールオンタイプのアトマイザーに移し替えて香りをつけてみるのもオススメ。
スプレー式容器から直接香りをつけた場合、容器によっては大量に出すぎてしまったり、香りが広がりすぎてしまったりすることも。
ロールオンタイプのアトマイザーに移し替えてつけることで、狙ったピンポイントだけに少量をつけることができるので、強い香り立ちを防ぐことができます。
はっきりした香り立ちが苦手な方は、ロールオンタイプのアトマイザーに挑戦してみてください。
お手頃な価格のロールオン式アトマイザーも販売されていますし、もともとロールオンタイプで販売されている香水もありますよ‼
ふんわり香る香水のつけ方⑤お風呂上がりの最後に浴びる
ふんわり香る香水のつけ方その⑤は、「お風呂上がりの最後に浴びる」です。
こちらは、その①~その④の方法よりも更に控えめに香らせたい場合の秘策になります。
夜でも朝でもバスタイムの最後、洗面器のお湯に香水を数プッシュ。
髪や体にかけてみましょう。
お風呂上り、洗面器の半分位までお湯を入れたら香水を数プッシュ。
そして髪や体にかけてみてください。
お湯で薄まった状態で全身に行き渡るので、よりふんわりと優しい香り立ちになります。
プッシュ数はお好みで加減してくださいね(私の場合は6~7プッシュ位しています)。
この方法の場合は、香料がお湯でかなり薄まっているので、上半身につけても香りの強さを気にしなくて大丈夫です。
香水をつけていると気づかせずに、ほんのり微かに良い香りを演出することができます。
強い香りがかなり苦手な方は是非お試しあれ。
ふんわり香る香水のつけ方⑥香水ではなくボディクリームをつける
ふんわり香る香水のつけ方、その⑥は「香水ではなくボディクリームをつける」です。
香水の香り立ちが苦手な場合、香水ではなくボディクリームで香りを楽しんでみましょう。
「香りづけ」を目的に作られたボディクリームを香水代わりに塗ってみましょう。
保湿を目的に作られたものでなく、香水ブランド等の「香りづけ」を目的に作られたボディクリームを、香水代わりに塗ってみるのも一つの手です。
人気の香りの場合、香水だけでなくボディクリームもラインナップされていることが多いです。
全身につけると香りすぎになる場合があるので、身体の一部に塗ってみて香り立ちを調整していきましょう。
香水よりも優しく穏やかに香ってくれますよ‼
※メゾン マルジェラ「レイジーサンデーモーニング(ボディローション)」
※ジョー マローン ロンドン「イングリッシュペアー&フリージア(ボディクリーム)」
ふんわり香る香水のつけ方⑦ムエット(試香紙)につけて持ち歩く
ふんわり香る香水のつけ方、その⑦は「ムエット(試香紙)につけて持ち歩く」です。
ムエットに香りを染み込ませ、外出の時など鞄に入れて持ち歩きましょう。
自分自身が香りを纏うことに苦手意識がある方にピッタリの方法です。
また、①~⑥の香りの付け方にプラスして、より香りを楽しみたい方にもおすすめします。
香水を試す時にお店で使われている「ムエット(試香紙)」に香水を数プッシュ。
しっかり香りを染み込ませます。
外出の際に、このムエットを鞄に入れて楽しんでみてください。
移動するフッとした瞬間に「ふわっと」優しい香りが微かに立ち昇り、何とも言えない幸せな気持ちに。
ムエットは、香水を取り扱っている店舗やネット等でリーズナブルな価格で販売されているので、手軽に楽しむことができます‼
「控えめな香り」おすすめブランド
ここまで紹介した「ふんわり香る香水のつけ方」を実践していただくことで、強めの香りもあまり気にならずに付けこなせるようになるかと思います。
ここでは更にプラスして「控えめな香り」が多くラインナップされている香水ブランドを紹介していきます。
より繊細な香りがお好みな方は是非一度こちらの香りを試してみてください。
●より繊細な香りが好きな方へのおすすめブランド
↓
控えめな香りが多いブランド
「パルファン サトリ」や「ジョー マローン ロンドン」など
「とにかく強い香りが嫌い!」という方に是非一度試してもらいたいファーストチョイスが「パルファン サトリ」です。
香水に馴染みのない方はご存知ない方も多いかもしれませんが、日本人女性の調香師が立ち上げたブランドで、海外でも大きな評価を得ています。
国内では、京都二条城を眼前に臨む、三井総領家ゆかりの地で開業している「HOTEL THE MITSUI KYOTO」のバスアメニティや、レセプションに流れる香りにも採用されています。
日本の湿度や気候になじむ”軽やかさ”を大切にしていて、「深呼吸したくなる香水」というテーマを掲げているほど、本当に繊細な香り立ち。
ハッキリした香りが好きな方には少々物足りないかもしれませんが、仄かな香りが好きな方には「一択!」です。
こちらの穏やかで繊細な香りを体験したら、もうどんな高級ブランドの香りにも戻れないほど素晴らしい・・・。
※パルファン サトリ(https://parfum-satori.com/)
セカンドチョイスとして、もう少し広く展開されているブランドとしては「ジョー マローン」でしょうか。
付けたての香りはハッキリしていますが、強い香りは早い段階で抜けて、すぐにほんのりした香りに変わるものが多いので、おすすめです。
※ジョー マローン ロンドン(https://www.jomalone.jp/)
もう少し強く香らせたい時は?
「ふんわり香らせる香水のつけ方」ということで、その①~その⑦まで見てきました。
この方法を実践してみて、「ちょっと香りが物足りないな・・・」と思った方も中にはいらっしゃるんではないでしょうか?
手持ちの香りがオーデコロンやオーデトワレ等の淡いものだったりする場合、この方法だと物足りないと感じることもあると思います。
そんな時に「香害」にならない範囲で、もう少し香りを強めに感じられるつけ方も、紹介しておきます。
↓
①首の付け根のくぼみ(左右)につけてみよう。 左右の首の付け根のくぼみに、少し香りをプラスしてみてください。
上半身ですが体の背面になるので、鼻をダイレクトに直撃することがありません。
髪の長さがある程度ある方の場合は、髪の毛がガードしてくれているので、周囲の人にもふんわりと香るので「香害」になりません。
※首の付け根が太陽光の影響を受けやすい、ベリーショートの方やまとめ髪の方の場合、日中は控えておきましょう。
②上半身の服に覆われている部分にプラスしてみよう。
上半身ではありますが、衣服に覆われているので比較的ふんわり香ってくれます。
多めにつけて仕込んでおいても、それ程強く拡散しないですし、服の中で香りが長持ちしてくれるのでオススメです。
③日没後は「肘の内側」につけてみよう。
手首はよく動き、自分で思う以上に香りが拡散しすぎてしまいます。
太陽光を気にせず済む日没後は、手首ではなく「肘の内側」に少量つけてみましょう。
まとめ
●ふんわり香らせる”香水のつけ方”7つの新常識
①上半身につけない
②つけてから、こすらない
③リタッチに気をつける
④ロールオンタイプのアトマイザーを活用
⑤お風呂上がり最後に浴びる
⑥香水ではなくボディクリームをつける
⑦ムエット(試香紙)につけて持ち歩く
●控えめな香りおすすめブランド
・控えめな香りが多いブランドから選択する
「パルファン サトリ」「ジョー マローン ロンドン」など
●もう少し強く香らせたい時は?
・首の付け根のくぼみ、上半身の服の中にプラスしてみる
・日没後は肘の内側にもプラスしてみる
いかがでしたか!?
「香水の匂いがキツイ人」から「あなた自身がふんわり優しい香りのする人」へ。
せっかくの素敵な香水の香りを「香害」だなんて呼ばせない為にも、今日紹介した7つのポイントを、ぜひ実践してみてください。
今まで苦手意識のあった香りでも楽しめる可能性大ですよ‼
励みになります‼
◆ ◆ ◆
「元・美容部員主婦の母ごと、妻ごと、私ごと。」では、
①美容・コスメ(←都内百貨店・元美容部員の知識をいかして)②家事・生活③教育・子育て、について紹介し、大人女性が楽しみながら年齢を重ねていく為の応援サイトを目指しています。
また読んで頂けたら嬉しいです!
コメント